七宮 昴の気まぐれ Μουσειων
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2005年8月22日

最近、水晶に心惹かれています。
友人と思いつきで立ち寄ったミネラルショップで、手のひらに乗るくらいの原石を見つけ、すっかり気に入りました。
ごつごつしたクラスターつきの、剣のような形をした石です。
水晶というと、どうしても「玉」のイメージが強くて、占い師が使うぴかぴかで透明なものを想像しがちですが、私が手に入れたのはもっと野性的なタイプの結晶です。
ブラジルの洞窟に転がってました、ってなシロモノ。

神秘的なことを扱うのが仕事だというのに、私はあんまり「この道」に詳しくありませんでした。
恥ずかしながら、パワーストーン関係には、ずぶの素人です。
しかし、調べてみると、実に奥深くて楽しいものなのですね。
結晶が作り上げる形によって、いろいろな名前があるみたいです。
ダウとか、タビュラーとか、レーザーとか。
レコードキーパーなる、不思議な模様つきのものもあるようですね。
むむむ、オタク心を刺激するうんちくの数々が、ここにはあります。
カトリーナ・ラファエルという人が書いた本が有名とのことですが、この分類はいったいなにが原典になっているのかしら。
どなたかご存じの方がいらしたら、教えてくださいね。
神秘学系と地質学系と、両面からアプローチしてみたいです。

今のところ、他の石にまで興味は向いていませんが、透明なロッククリスタルには、すっかり魅入られています。
結晶の中に虹色の光が見えたり、剣の中に別の剣が貫入していたり。
いつまで眺めていても飽きません。
あんまり気に入ったので、布に包んで持ち歩いている始末です。

寝る前に結晶を思う存分眺めた後、平らな面を額に当てると、ひんやり気持ちがよくて、冷房なしでも十分眠れます。
ただ、私が手に入れた結晶はごつごつしていて、鋭く尖った剣先もあるので、気をつけないとけがをしてしまいそう。
おでこにのせたまま眠っても大丈夫なように、丸く研磨した水晶を買ってこようかな、と思っています。
いつも考えすぎて知恵熱を出している私には、ピッタリのアイテムかも。
これがホントのクリスタルヒーリングですね!(それは違う……)
2005年8月4日

松山の熱血ミステリー作家大野優凛子さんのホームページとリンクさせていただきました。
おもしろい本をたくさん書いていらっしゃる方で、テレビに出たり、ラジオのパーソナリティをしたりもしています。
このホームページのリンク集にある筆客商売からのご縁で、正しい占いのすすめを紹介していただけることになりました。
大野さん、本当にありがとうございます。

おかげさまで、この他にもいろいろな企画が進行しています。
とくに金森さんのお仕事として、ごく近い将来、ビッグなお知らせができる運びとなりました。
今日の段階ではまだ何も明らかにできないのですが……とあるところから許可があり次第、このページでもご紹介いたしますね!
占いファンのみなさんにとって、楽しみなお知らせになるのは間違いありません。
どうぞご期待ください。
2005年6月1日

正しい占いのすすめが全国発売になって、一週間程度がすぎました。もう読み終えてくださった方もいらっしゃるでしょうか。約1年にわたって、魂を削りながら書いたのですが、まだまだ書きそびれていたことも多くあります。

今、気になっているのは『占いは統計学ではない』と説明しなかったこと。これをハッキリ書けばよかったなあ、と、ちょっぴり後悔しています。

統計とは、『ある目的のために一定の条件を満たした集団の中で数値を集計すること』です。そして、出てきた数値が偶然の産物であるかないか、きちんと検討しなくてはなりません。

たとえば、「乙女座生まれの人は暗算が得意である」という統計結果を導き出すためには、せめて、以下くらいの手順をふむべきです。

1.乙女座生まれの人を100人集める
2.乙女座生まれ以外の人を100人集める
3.乙女座100人と乙女座以外100人に暗算のテストをさせ、それぞれの平均点を出す。

さらに、たとえ乙女座100人のほうが平均点が高かったとしても、それが本当に『乙女座ゆえの点数の高さなのか』を検証する必要があります。
サンプルとして選んだ100人が、生まれ星座とは関係なく、偶然暗算の得意な人たちだったのかもしれませんからね。
しかも、これだけがんばっても、証明できるのは『乙女座生まれの人は暗算が得意(という傾向があるらしい)』という、たったひとつの要素だけ……。
『統計』をとるのは、並大抵のことではないのです。
そもそも、占いのルールを作った古代人が、総務省統計局やナントカ総研がやってるみたいな統計のシステムを使って、生まれ星座の性格を決定しただなんて、ありえない理屈だと思いませんか?

じゃあ、どうして占い師の中には「占いは統計学です!」だなんて、言い切る人がいるんでしょう。
思うにそれは、『統計学』という言葉と『経験則』という言葉を取り違えているだけなんじゃないでしょうか。
占い師が、たくさんのクライアントの相談を聞いて、「なんだか乙女座生まれの人は、計算が得意みたいだなあ」と感じ取ったことを、「統計だ!」と言っちゃってるんだと思います。

経験則を利用するのが悪いと言ってるわけじゃありません。
それはどんな職業でも重要視されます。
キャリアが長い人は信用できますものね。
でも、『統計』と『経験則』は全然違うものなんですよ?
統計には理論と数値があり、経験則にはそれがない。もっとずっと感覚的で、不確かなものなんです。

私たち、占いを職業とするものたちは、そのことをよく認識しなければならないと思います。
まあ『不確かである』というのが、占いの大きな特徴のひとつでもあるわけですけれどもね。

しかし、それでは、どうやって「乙女座は計算が得意」ってことが決まったのでしょう?
私は、「これは経験則によるものでさえない」と考えています。
古代人がどうやって占いのルールを作ったのか……
そのお話は、またこの次に!
2005年5月23日

このページのタイトル、ムーセイオンとは、Museumの語源になったギリシア語です。ギリシア神話の文芸の女神たち・ムーサイの館、といった意味でしょうか。
現在では「文芸」というと言葉の意味するところは狭く、文学とか小説とかいった言葉と同義に使われています。
でも、古代「文芸」といえば、史学、哲学、天文学(占星術も含む)、美術、音楽、演劇……などなど、多くのジャンルが入り交じっていたのです。
このページでは、そんな古い時代の「文芸」を求めていきたいと思います。
とはいえ。
私は飽きっぽい上に、占い以外の仕事も多く抱えています。
思いついたときに、思いついたままを書きますから、何が出てきてしまうものやら。
一応は「占い」を柱に、神話や文学、哲学、絵画など、周辺の楽しい話をちりばめつつ、あくまでも気まぐれに進めてまいりたいと思います。
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